カジノカフェの利用は避ける
カジノカフェは安全か?
カジノゲームを楽しめる「お店」が繫華街に存在します。
ただし、システムを理解しないと、違法行為として摘発される可能性があるのです。
カジノカフェとカジノバーのちがい
以前に多くの「カジノカフェ」が摘発対象となりました。
それは、店内でオンラインカジノを利用して客を遊ばせ、ギャンブルの胴元行為をおこなっていたものであり、警察による徹底的な摘発により激減したのです。
一方、現在みられる「カジノバー」は合法的にカジノゲームを運営するものであり、リアルカジノ同様にディーラーがテーブルゲームを進行するスタイルで客を遊ばせています。
ただし、こちらは「ギャンブル」ではありませんから、「カジノゲーム」で勝ったとしても現金は払い戻されません。
ここで注意したいのは、現在の「カジノカフェ」は合法なものがあり、「カジノバー」であっても違法なものがある点です。
店内で「ギャンブル」がおこなわれていれば、「賭博罪」として摘発対象になりますから注意してください。
カジノカフェの実態について
「カジノカフェ」は「インターネットカジノ」や「インカジ」とよばれるものであり、店内で「ギャンブル行為」をおこなっています。
そのため「裏カジノ」とよばれることもあり、「賭博罪」に問われる可能性が極めて高いものですから、入店しないようにしてください。
現在はめっきりと減ったのですが、摘発を逃れてひっそりと運営しているところもあるようです。
インカジとは、オンラインカジノと一緒にされてしまいがちです。
違法なインカジと、実際にオンラインカジノとでは色々な違いがあるのです。
これを知っておくことで、自分が摘発されてしまう可能性を下げることが出来るのです。
まず、インカジは、ネットカフェのような店内で、端末でオンラインカジノができるというカジノカフェとなります。
雑居ビルでひっそりと看板を出さずに営業されており、全国で摘発が相次いでいます。
インカジは違法店となり、経営者はもちろん警察が踏み込めばプレイをしていたプレイヤーも逮捕されてしまうリスクがあります。
インカジは、オンラインカジノを提供しており、これは、フィリピンのオンラインカジノなどを提供しています。
しかし、金銭のやりとりは、店内で行われていて、暴力団がらみだったり、サイト側と儲けを折半していたりと、大変問題となっています。
こうした店舗の利用は絶対に避けてください。
客であっても現行犯逮捕される可能性が十分にあるからです。
実際の事例について、つぎの項目で解説しましょう。
カジノカフェの摘発事例について
2006年の2月に京都のカジノカフェ「ゴールドラッシュ」が京都府警による摘発を受けました。
これにより、店員2人と客2人が現行犯逮捕されたのです。
この店舗はオンラインカジノを利用しており、それまでオンラインカジノは賭博罪に問われないとされていましたから、衝撃的なニュースとして日本列島を駆け巡ったのです。
ギャンブルファンにとってセンセーショナルな事件だったのですが、有識者の間では摘発が「時間の問題」と考えられていたのです。
それは、当時の「カジノカフェ」が暴力団の資金源となっており、勢力拡大を警戒する警察にとって、取り締まりが喫緊(きっきん)の課題となっていました。
店舗内におけるお金の流れを解明すれば、「賭博罪」に問えるとして内偵捜査がおこなわれ、摘発劇となったのです。
その後、全国の「カジノカフェ」が同様の容疑に問われ、急速に減少傾向をたどりました。
現在の「カジノカフェ」や「カジノバー」は健全な運営をおこなっているはずですが、その仕組みをしっかりと確認しなければなりません。
オンラインカジノと違っている点
一方で、通常のオンラインカジノが違法であるのかというと、実はそうではありません。
オンラインカジノ自体は、海外において、イギリスやフィリピン、キュラソーやジブラルタル…といった合法の国で、ライセンスを取得した上で運営されています。
つまり、オンラインカジノそのものは、違法ではなく、海外では合法となっています。
日本国内において、法律では明記されていないということもあり、法律的にはグレーゾーンとなっています。
違法でも合法でもないのですが、プレイヤーが個人でプレイをする分にはほとんどがお咎め無しという状態となっています。
仮に逮捕されてしまっても、不起訴処分という形で終わっていますし、これの違法性を立証するのは難しくなっています。
しかし、インカジは全く異なっています。
インカジの場合、店内で金銭の精算が行われているので、明らかな違法ですし、国内に胴元があるということになりますので、所詮オンラインカジノを使っていたとしても、賭博罪となってしまいます。
自宅のパソコンのオンラインカジノはリスクはない?
だからといって、オンラインカジノは、自宅のパソコンからアクセスすれば、リスクがないというわけではありません。
インカジと同じように、日本の業者が運営していたり、所在地が日本であれば、これは賭博罪となってしまいますので、所在地に注意をする必要があります。
また、違法に運営されているオンラインカジノもありますので、リスクがないとは限りません。
慎重になる姿勢はとても大切なのです。